土用の丑の日とは?2019年はいつ?夏にうなぎを食べる意味や由来とは?

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日本人には夏(7月8月頃)の土用の丑の日にはうなぎを食べる風習があります。
うなぎ、美味しいですよね。

今年2019年の土用の丑の日はいつなのかを調べてみました。
また
日本人はうなぎが大好きですが土用の丑(うし)の日にどうしてうなぎを食べるようになったのでしょうか?
うなぎを食べるようになった意味や由来も調べてみました。

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土用の丑の日とは

土用とは立春・立夏・立秋・立冬の直前の18日間ほどを指す期間のことです。19日間の時もあります。
そう、そして土用の丑の日とはその18日間の間に来る「丑の日」のことです。
昔は日にちを

子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥・・・・

というように十二支で数えていました。
たとえば2019年1月のカレンダーを見てみると1月28日は丑の日となっています。

2019年1月の丑の日

2019年の土用の丑の日はいつ?

2019年の立春・立夏・立秋・立冬の4回ある土用のうち丑の日に当たるのは

1月28日 
4月22日 
5月4日 
7月27日
10月31日

となっています。18日間ほどの期間がありますので土用の丑の日が2回やってくる年もあります。

2018年の夏などは7月20日と8月1日と2回土用の丑がありました。
7月20日は1回目なので「一の丑
8月一日は二回目なので「二の丑」といいます。

日本では夏(7月や8月)の土用の丑の日になるとうなぎを食べる風習がありますがどうしてこのときにうなぎを食べるのか?その意味由来を調べてみました。

土用の丑の日にうなぎを食べるようになった意味は?

万葉集は7世紀から8世紀ころに編纂された書物ですが、その中には次のような歌があります。

石磨呂に吾れもの申す夏痩せに
よしといふものぞむなぎとり召せ  

【石麻呂尓 吾物申 夏痩尓 <吉>跡云物曽 武奈伎取】

(大伴家持)

むなぎはうなぎ
石磨呂さん、夏痩せしたときにはうなぎが良いそうですから捕ってお食べなさい、という歌です。

もっとも家持はその後に

痩す痩すも生けらばあらむをはたやはた 鰻(うなぎ)を捕(と)ると川に流るな

うなぎを捕ろうとして川に流されないでね、と付け足しています。

万葉の時代からうなぎは滋養に良いとされてきたことがわかります。

現代では鰻はビタミンAが多く含まれており疲労回復や免疫機能を高める食べ物だと知られていますが、1000年以上も昔からうなぎの効果は知られていたんですね!
まさに夏バテ予防にピッタリの食べ物といえると思います。

ウナギイラスト2

土用の丑の日にうなぎを食べる由来

土用の丑の日にうなぎを食べるようになったのは江戸時代です。
1700年代のことです。
鰻はこってりしているので夏の暑い時期には売上が落ちてしまいます。
売上が落ちてしまう鰻屋さんは蘭学者の平賀源内(1728ー1780)に相談を持ちかけます。
平賀源内

平賀源内

平賀源内は蘭学者であるだけでなく浄瑠璃の台本を書いたり油絵を描いたりするなど多彩な才能の持ち主。江戸で知らぬものはいないほどの有名人でした。

平賀源内は考えました。
まず「丑の日だから『う』のつくものを食べると縁起がよい。」と考えます。
次に平賀源内は次のような貼り紙を貼り出しました。

「本日丑の日」
土用の丑の日うなぎの日
食すれば夏負けすることなし

あの平賀源内先生が言うんだから間違いない!ということで人々は鰻屋さんに殺到!
鰻屋さんは大繁盛したそうです。

そして他の鰻屋さんも真似をして、いつしか「土用の丑はうなぎの日」として根付いたんだそうです。

平賀源内の宣伝文句ってすごいですね。平賀源内はうなぎの他にもいろいろな宣伝文句を作っており「コピーライターの元祖」ともいわれているんだとか。

実際うなぎの旬は秋から冬なんですがそれを「夏にうなぎ」を定着させてしまう源内のコピーって本当にすごいですよね!

平賀源内は「う」の付く食べ物が土用の丑には良いといっていますから

うどん・牛・瓜なども良いかもしれませんね!

うなぎ

まとめ

土用の丑の日は立春・立夏・立秋・立冬の時期にそれぞれあることがわかりました。
夏が有名ですが、7月8月あたりの夏だけではなかったんですね。

今年2019年は7月27日。

この日にうなぎを食べるようになった由来は平賀源内が鰻屋さんのために考えたキャッチコピーだったんですね。
旬の時期でもないうなぎ屋を繁盛させた平賀源内はまさに天才ですよね。

うなぎ自体も大変栄養価が高く万葉の時代から夏バテしないための食べ物であることもわかりました。
夏にうなぎを食べることは、理にかなったことだったんですね。

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