五月人形って高いですよね。
お父さんのがあったりしたらそれを受け継いでもいいのでしょうか?
調べてみました。
五月人形を受け継いでもいい?
実は五月人形は子供の健康を祈るために、子どもの身代わりとなって厄災を受けるものだといわれています。
つまり、五月人形はその子の影武者。
厄災を変わりに受ける役割があると言われているため、父親から受け継いだものでは意味がないそうです。
新しい五月人形
つまり
その子のための新しい人形じゃないとダメということです。
つまり神社やお寺で受ける御札のようなものだったのです!!
ということは五月人形は役目を終える時期が来るということです。
処分に供養必要
年が明けると御札を受け直すように、五月人形にも役目を終える時期があります。
五月人形が役目を終える時は「子供が一人前になった時」
成人したときとか
一人前になったときとか
時期は決まっていませんが、大人になったときが、5月人形の役目を終える時。
愛情を込めて育ててきたこどもの分身ですから、きっと魂が宿っていることでしょう。
神社やお寺に供養をしていただきましょう。
人形供養などはインターネットで調べてみると行っていただけるところはあると思います。
東京都内だと
明治神宮人形感謝祭があります。
明治神宮のHPには掲載されていませんから、「明治神宮 人形感謝祭」で検索すると出てきます。
大切な五月人形に宿った魂をお祓いしていただいてから、お別れできます。毎年秋に行われます。人形は当日に持っていきます。
そもそも五月人形っていらない?
家に神棚があるのとないのとどれくらい違うか?
五月人形は不要だと思えば必要ないです。
ただ、「祈り」や「願い」などの心を子供の心に育みたいと考える人なら必要です。
自分を大切に思ってくれている証なんですから。
こどものうちは形のあるものがわかりやすい。
「大切なんだよ。」
と口でいうよりも、五月人形を出して、
「健康でうれしいね。」
「あなたが生まれたときにね・・・」
など自分の思い出を具体的に話してくれるのはとても嬉しいですよね。
いつしかおとなになり忘れてしまう思い出も、形があると心に留め置くことができます。
そのような点で五月人形は大きな役目を果たしていると思います。
しかも、それが我が国の伝統文化であることからも、「日本国民」としてのアイデンティティにもつながると思います。
五月人形はただの人形ではありません。
こんな引き取り先でお人形も安らかに
お墓でもなんでも魂の入った入れ物ですから「精抜き(しょうぬき)」が大切であると思います。
精抜きとは仏壇とかお墓とかお人形に入った魂を抜くこと。
もしも霊が入っていたら人形だって悲しいでしょ?
お寺や神社で精を抜いた後はただの五月人形です。
私は精を抜いた後の五月人形ならば受け継いでもいいのではないか?と思うのですが・・・・・
精を抜いてちゃんと供養していただける引取先はいろいろあります。
たとえば、東京大神宮でも人形感謝祭やってくれているんですね。
遠方からでもちゃんと供養に申し込むことができるそうです。
このHPに
「さよならではなく、ありがとう」
と書かれているこの言葉が好きです。
日本人形協会のHPです。
魂が入るくらい愛してあげたいですよね、五月人形はとくに「健康であれ!」と願いを込めて我が家に迎え入れたお人形ですもの。
ただこちらは供養を代行していただくというものですから、魂のなくなった人形は自分で処分する必要があります。
ゴミ袋にいれて処分はいかにも忍びないと思うので、こんな形で第2の人生を送ってもらうというのはどうでしょう?
↓
人形供養付きの寄付
1体10000円。高い。でも大切な人形は焼かれずに、誰かのもとで大切にされるんだと思うと、なんだか嬉しく思います。
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